農業の今が伝わる箱詰め野菜「コボレナ」プロジェクト



「コボレナ」プロジェクトは、「畑のフードロス」への正しい理解促進・周知から、この問題の解決を目指す試みです。
野菜配布を福利厚生として検討している企業などを対象にサービスの提供を予定しています。
消費者リテラシー向上という新たな視点で畑のフードロスに取り組み、
広く社会が農業とその問題について関心を持つきっかけの提供を目指しています。


お知らせ

「コボレナ」の取り組みが、ソーシャルビジネスの知識やノウハウを届けているメディア「ソーシャルエッグ」に紹介されました。


『コボレナ』のきっかけ


注目の集まる「畑のフードロス」

畑のフードロスとは、農協が物流等の観点から定める規格を満たさないいわゆる「規格外野菜」や生産の過程で間引かれてしまう野菜など流通前に廃棄される農産物の問題です。近年この問題に様々な企業が取り組み、フードロスとなっている野菜の利活用の輪が広がっています。

新視点でこの問題の解決に挑む『コボレナ』

当社もこの問題の解決に向けて、畑のフードロスの利活用を検討しました。すると予想とは違う「畑のフードロスへの勘違い」があったのです。その経験からこの問題の解決にはまず、畑のフードロスと呼ばれる農産物に触れてもらい、知ってもらうことが大事だと考えるようになりました。『コボレナ』は、農家の裁量により、畑のフードロス品を50%まで箱の中に同梱できるサービスを目指しています。農家の裁量に任せたのは、畑のフードロス品の生産が望まれておらず、供給が安定しないという現実があるからです。このサービスにより、定期的な配送の中で畑のフードロス品の有無や量の増減から、その時期の畑の状況を消費者が理解できるようになり、畑のフードロスがどういった問題なのか理解が広まることを期待しています。当社では、この取り組みを畑のフードロス品の利活用に留まらず、消費者のリテラシー向上という新たな視点に基づくものと位置づけています。

畑のフードロス品の梱包イメージ


『コボレナ』の概要

<サービス名称>
コボレナ
<開始時期>
2024年
<利用料金>
未定
<ターゲット>
野菜の配布を福利厚生として行う事業者
<利用の効果>
野菜不足の解消(健康増進)、農業の理解促進(SDGs)、農業支援(CSR)
<名称の由来>
市場には、出回りにくい野菜をきっかけに農業の今を知ってもらい、農と社会とのギャップを埋め、豊かで活気のある農業をともに作り上げていきたいとの思いから「こぼれ(溢れ)」+「野菜」で『コボレナ(こぼれ菜)』と名付けました。
<特設ページ>
https://sites.google.com/anonigiwai.jp/koborena/
<特徴「畑のフードロス品の同梱」>
「畑のフードロス」に関わる規格外野菜や、市場に出回りにくい野菜、食用可能な野菜の部位などが農家の裁量で50%まで同梱されます。
・規格外野菜の例
規定のサイズに至っていないもの、規定のサイズを超えるもの、あまりにも出来が良すぎるもの、形状やサイズがいびつなもの、見た目から忌避されるものなど
・市場に出回りにくい野菜の例
収穫時期を逸したもの、生産過程で間引かれたもの、量の確保が難しいもの、市場で価値がつくほど浸透していないもの、農家が新規で挑戦しているものなど
・食用可能な野菜の部位の例
ブロッコリーの葉、ほうれん草の大きめな葉、ねぎ坊主など